利水滲湿薬分析课件

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1、第十三章利水滲湿薬【定義】通利水道・滲泄水湿の効能を持つ薬物を利水滲湿薬という。【効能】本類の薬物は利尿作用を持ち、尿量を増加させたり、あるいは小便を通暢させて、体内に蓄積された水湿を小便として排出する。また一部の薬物は清利湿熱・通淋排石の作用も兼ねている。【適応症】主に小便不利、水腫、淋病、痰飲、湿温、黄疸、湿瘡などの水湿病証に適用する。【使用注意】利水滲湿薬を不適当に使用すると陰液を耗傷しやすいため、陰虚津傷の者には慎重に使用する。第1節利水消腫薬1、茯苓 ぶくりょう【性味】甘、淡、平。【帰経】心、脾、胃。【効能】1.利水滲湿

2、。2.健脾。3.安神鎮静。4.免疫力強化、抗腫瘍。【応用】1.水腫症:小便不利や大便溏薄を伴い、脾虚不運に属する者。2.泌尿器系感染症:頻尿、急な尿意、排尿痛。3.脾胃虚弱証:倦怠感、食欲不振、便溏。4.心神不寧証:心脾両虚による心悸、不眠、健忘。5.嬰児や幼児の腹瀉。6.悪性腫瘍の術後:免疫力を高め、症状を改善し、化学療法による副作用を軽減・予防する。【用量】10~15g。【禁忌】陰虚津傷の者には慎重に使用する。【配伍】1.木通を加える:湿熱下注による小便赤澀。2.白朮を加える:脾虚停湿挟飲による痞満、食欲不振、頭暈目眩、嘔吐悪

3、心、小便不利。またメニエール症候群も治療する。3.黄蓍を加える:腫瘍手術後の免疫力強化。4.木香を加える:瀉痢不止。5.党参を加える:脾虚納呆。6.甘草・桂枝を加える:心脾不足による心悸、息切れ、顔面や四肢の浮腫。7.遠志・酸棗仁を加える:心神不安による健忘、心悸、不眠。8.橘皮・川貝母を加える:痰飲在肺による咳嗽、痰多、気喘。9.大腹皮・桑白皮を加える:顔面・眼瞼・四肢の浮腫や小便不利。10.猪苓を加える:脾虚による浮腫。11.益智仁を加える:腎虚による淋濁や泄瀉。12.赤小豆を加える:熱淋、瀉痢、および乳癰。13.赤芍を加える

4、:小便不利、急性腎炎や膀胱炎など。14.茯神を加える:安眠できない、心悸健忘。【処方】1.四君子湯。2.参苓白朮散。3.二陳湯。4.帰脾湯。5.五苓散。6.茯苓杏仁甘草湯。7.苓桂朮甘湯。8.当帰芍薬散。【説明】茯苓の薬性は平和で、健脾利水・安神・祛痰をはかる場合に最もよく使用される薬物である。臨床ではその部位の違いによって、茯苓皮、赤茯苓、白茯苓、茯神に分類されている。茯苓皮は利湿の作用に優れており、水腫を治療する。赤茯苓は清熱利湿の作用に優れており、熱淋や泌尿器系の感染症を治療する。白茯苓は健脾の作用に優れている。茯神は安神の

5、作用に優れており、心悸や不眠を治療する。茯苓と薏苡仁はどちらも健脾利湿の効能を持ち、脾虚湿盛の証を治療することができる。ただし茯苓は甘淡性平であり、補益心脾・寧心安神の作用にも優れている。薏苡仁は性寒で清熱し、肺痿・肺癰・腸癰などをよく治療し、また筋骨肌肉間の湿邪を除去する効能にも優れている。2、薏苡仁 よくいにんCoixSeed【性味】甘、淡、微寒。【帰経】脾、胃、肺。【効能】1.利水滲湿。2.健脾止瀉。3.利尿通淋。4.利湿除痹。5.清熱排膿。6.抗癌。7.血糖低下。8.鎮静、鎮痛、解熱。【応用】1.水湿証:小便不利、水腫、脚

6、気、および脾虚泄瀉。2.風湿痹痛:リウマチ性関節炎、リウマチ様関節炎などの筋脈攣痛、特に湿熱痹に適している。3.湿熱淋、砂石淋。4.肺癰、腸癰。5.消化管の癌。6.扁平疣。【用量】9~30g。本品の薬力は緩和であるため、用量を多くして長期間服用したほうが良い。健脾をはかるには炒薏苡仁、その他の場合は生薏苡仁を使用する。食事療法としても優れている。【配伍】1.党参・白朮を加える:脾虚湿盛による大便泄瀉。2.当帰・独活を加える:風湿痹痛が長期間続き、血虚を伴っている者。3.敗醤草・冬瓜子を加える:急性虫垂炎。4.滑石・竹葉を加える:湿

7、鬱経脈による身熱や身痛、小便短赤。5.芦根・桔梗を加える:肺癰。6.蒼朮・茯苓を加える:慢性腸炎。7.杏仁・白蔲仁を加える:湿温初期の邪在気分。8.天花粉・緑豆衣を加える:糖尿病。9.防已を加える:風湿痹痛、肢体拘攣で熱に偏している者。10.麻黄・威霊仙を加える:風湿痹痛、肢体拘攣で寒に偏している者。11.蒼朮・黄柏を加える:風湿痹痛、肢体拘攣で湿熱に偏している者。12.白花蛇舌草を加える:消化器の癌。13.冬瓜仁・桃仁を加える:肺癰。14.敗醤草・桃仁を加える:腸癰。15.六一散・血余炭を加える:尿路結石の再発予防。【処方】1.

8、三仁湯。2.麻杏薏甘湯。3.葦茎湯。4.四妙丸。5.参苓白朮散。6.宣痹湯。7.附子薏苡敗醤散。【説明】薏苡仁は淡滲利湿の作用に健脾の効能を兼ね、その効能は茯苓に類似しており、水湿滞留で脾虚湿勝の者に適している。また本品は緩和攣急・舒通筋脈・清熱排

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